意思決定構造設計プログラム(フェーズ3)


社長が「決め続けられる状態」をつくるための設計図

社長が一番疲れている理由

多くの社長が疲れている理由は、
仕事量の多さだけではありません。

  • 何を優先すべきか分からない
  • 判断の基準が毎回変わる
  • 決めたあとも不安が残る

こうした状態が続くと、
経営は常に「迷いながら進むもの」になります。

意思決定構造設計プログラムは、
この迷いを構造的に減らすための考え方です。

社長業は「センス」ではなく「構造」

経営判断は、
才能や勘に頼るものだと思われがちです。

しかし実際には、
多くの迷いは構造が整理されていないことから生まれます。

  • 判断すべきことと、しなくてよいことが混ざっている
  • 見るべき数字と、見なくてよい数字が区別されていない
  • 戦略と日常判断が分離されていない

意思決定構造設計プログラムでは、
社長の仕事を「感覚」ではなく
設計対象として捉え直します。

意思決定構造設計プログラムの基本思想

このプログラムの前提は、
非常にシンプルです。

社長の仕事は、「決めること」。

すべてを知ることでも、
すべてを管理することでもありません。

  • 何を決めるのか
  • 何を決めなくてよいのか
  • 何を数字で確認すれば十分なのか

これらを明確にすることで、
社長は判断に集中できるようになります。

管理会計は「分析」ではなく「補助輪」

意思決定構造設計プログラムの中心にあるのが、
管理会計です。

ただし、
ここで言う管理会計は、
細かく分析するためのものではありません。

  • 正解を出すための数字
  • 他社と比較するための数字

ではなく、

「この判断で進んでよいか」を確認するための数字

です。

管理会計は、
社長の判断を支える補助輪であり、
判断そのものを代替するものではありません。

4つの設計ステップ

意思決定構造設計プログラムは、
次の4つのステップで構成されています。

① 決めることを決める

まず、社長が
「必ず自分で決めること」を明確にします。

  • 売上・利益に関する最終判断
  • 事業の方向性
  • 大きな投資や人に関する判断

すべてを決める必要はありません。
「ここだけは社長が決める」
という範囲を定めます。

② 見る数字を絞る

次に、
その判断のために必要な数字だけを選びます。

  • 毎月見る数字
  • 判断の前にだけ見る数字
  • 見なくてもよい数字

数字を増やすのではなく、
減らすことがポイントです。

③ 判断の基準を言語化する

数字を見ても、
判断基準が曖昧では迷いは消えません。

そこで、

  • どこまでならOKか
  • どこからは立ち止まるか

といった
自社なりの判断基準を言葉にします。

これにより、
判断が再現可能になります。

④ 任せる範囲を決める

最後に、
社長が考えなくてよい領域を明確にします。

  • 数字の作成
  • 日々の管理
  • ルーティン判断

これらを手放すことで、
社長は「決める仕事」に集中できます。

戦略・DXとの関係

意思決定構造設計プログラムでは、
戦略やDXも重要な要素として扱います。

ただし目的は一貫しています。

  • 戦略:やらないことを決めるため
  • DX:社長の判断負荷を下げるため

流行や手段が先に来ることはありません。
常に、
社長の意思決定が楽になるかどうか
を基準に考えます。

このプログラムで起こる変化

社長業設計が進むと、
次のような変化が起こります。

  • 判断スピードが上がる
  • 迷いが減る
  • 数字を見ることへの抵抗が下がる
  • 社長が本来考えるべきことに時間を使える

経営が「重い作業」から
「選択の連続」に変わっていきます。

正解を教えない理由

このプログラムには、
「こうすべき」という正解はありません。

会社の規模、業種、
社長の性格や価値観によって、
最適な設計は異なるからです。

私の役割は、
正解を渡すことではなく、
自社で決められる構造を一緒につくることです。

いつやるべきか

意思決定構造設計プログラムは、
利益改善や戦略の見直しを経た社長が、
最終的に向き合う「社長の仕事そのもの」を設計するためのプログラムです。

いきなり取り組むものではありません。

数字が見え、戦う場所が定まり、
「次に何を決めるべきか」で悩み始めた社長のためのプログラムです。

当事務所では、
利益構造設計や事業構造転換といったフェーズを経てから、
この意思決定構造設計プログラムに進むケースがほとんどです。

それは、社長業の設計が
数字や構造から切り離して行えるものではないからです。

PAGE TOP